ファッションの重要な要素に「素材」があります。
天然の素材だったり人工の素材がありますが、単純に機能性だけを追求すると味気なかったり奥行きのないスタイリングになってしまうことが多いです。
そういった意味で革製品は機能性よりも味わいや経年変化の楽しみの要素が強く、一番ファッションを楽しめる素材といえます。
筆者は効率化を求めるミニマリストですが、革製品は大好きでミニマムにしながらも使い込んで手入れをしていくことを念頭において揃えることにしています。
今回はそんな筆者が革製品の色を統一してわかったメリットを書いていきます。
今回の結論を先に書くと「①物を減らせる②スタイルが固まる③手入れや管理が楽」です。
ミニマリストが革製品の色を統一してわかったメリット
1.革製品を使う意味
革製品は化繊などよりも重く、水濡れに強くないという特徴があります。
しかし、長年手入れをしながら使い込んだ革製品は手馴染みや着心地がよく経年変化を楽しむことができるという大きなメリットがあります。
単に手入れの楽さや値段の安さだけを求めるのであれば革製品は不要かもしれませんが、ある意味無駄を楽しむファッションにおいては革製品を使う意味があると思っています。
ミニマリストで効率を求める傾向がある筆者も、靴やベルトや財布、時計のバンドに関しては革製品を使用しています。
使い込まれた革製品は世界中でどれだけお金を出しても手に入れられない「自分だけのモノ」になるのが一番の魅力だと思います。
汚れを気にせずに履き込んでしっかり手入れをしているワークブーツを見ると芸術品を見た時のような感動を覚えます。
つまり革製品を使う意味は「変化」に尽きます。
2.革製品の色を統一したメリット
革製品、特に靴は色や素材など様々なバリエーションで持っていました。
しかし今では「黒のスムースレザー」に統一しています。
初めは一色だと物足りないかな?と思いましたがメリットが多かったです。
メリット①:物を減らせる
元々は靴が茶系だから鞄もベルトも…と替えていたのですが、あまり物が多いと落ち着かない性分なので管理が大変でした。
一口に茶系と言っても濃淡によって合わせるのが難しい場合があり、それに合う物をさらに探すというサイクルで増えていきます。
黒一色にしてからは合わせた時の違和感が無くなり、バリエーションが増えることもないので量も減らすことができました。
例外的にネイビーのベルトも持っていますが、黒と混ぜても相性が良く、気分を変えるときに重宝しています。
メリット②:スタイルが固まる
色を統一すると良くも悪くも同じ感じに見られます。
ファッションに興味のない他人の目から見るとウィングチップだろうとストレートチップだろうとダブルモンクだろうと「黒い靴」にしか見えないようです。
筆者はスタイルを固めたかったのでメリットでしたが、毎日様々な格好をしたい方にとってはマイナスかも知れません。
いつもネイビーのスーツに白シャツ、黒の革靴というスタイルで仕事に行っています。
メリット③:手入れや管理が楽
色を統一すると手入れが楽です。
靴のクリームや靴のブラシなども黒用のみで済みます。
茶系の靴や起毛素材の靴を持っていた時は茶色用の豚毛と馬毛のブラシやクリーム、起毛素材用のブラシ、クリーナー等を用意して使用していたため道具一式だけでも結構な量になってしまいました。
今では黒いスムースレザー用の道具しかないので手入れが楽になりますし捗ります。
3.今回の屍ポイント
今回は革製品の色を統一してわかったメリットを書いてきました。
まとめると
- 物を減らせる
- スタイルが固まる
- 手入れや管理が楽
となります。
機能性だけを重視すればアウトドアウェアの一択になってしまいますが、ファッションを楽しむ上では素材の持つ温かみや経年変化がある方が幅が広がります。
水濡れに弱かったり重かったり欠点はありますが、それ以上の数字や理論では表せない良さという物が心を打つと感じています。
ミニマリストだからといってファッションも捨てるのではなく楽しみつつミニマムにしていくことをこれからも念頭に置いていこうと思っています。
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