この記事を書いた2020年3月下旬は新型のコロナウィルスが世間を騒がせていて、マスクだけに留まらずトイレットペーパー、ティッシュなど生活用品がお店から無くなっている状態が続いています。
こういう事態になると日用品のストックがあると安心ですが、ミニマリストの方のブログや本をを拝見すると「ストックは全く持たずに無くなったら買いに行く」というスタンスの方が多いです。
今回はミニマリストの筆者の日用品や非常用品のストック事情をお話しします。
結論から書くと「ミニマリストでも日用品と非常用品のストックは必要最低限所有しよう」です。
ミニマリストはストックも持たない?ストック事情を公開
1.筆者のストック事情
筆者はミニマリストだと自負しています。
例えば筆者の生活で手放した物は
- テレビ(もちろんレコーダーも)
- パソコン
- 小銭入れ
- パスケース
- ブーツ
- 風呂用の椅子
といった感じで、家が狭いのもありますが、普通はあるだろうという物がなかったりします。
ただし日用品と非常用品のストックについては別で、普通かそれ以上にあります。
例えば日用品だと
- ティッシュは5箱の新品が常に一つ以上
- トイレットペーパーは12ロールが半分無くなったら補充
- キッチンペーパーは4ロールを2つ以上
といった感じです。
キッチンペーパーは自炊をする時に食器を拭いたりできるのもあって多めにストックしています。
日用品は消耗品なので必ず減りますしストックのスペースよりも「こまめに買いに行ったり注文する無駄な時間を削減する」という事を念頭に置いています。
年に一回使うか使わないかの一張羅は迷わず捨てますが、使う事が明白な日用品はストックするというのが筆者の考え方です。
非常用のストックは
- 手回し充電携帯ラジオ
- 水20リットル
- 缶詰20個以上
- アルファ米
- エマージェンシーブレッド
- レトルトカレー
- 野菜ジュース
- カップ麺等
- 簡易トイレになる段ボール
- 小銭と千円札数枚
など、一人暮らしですが災害時に数日は生き延びられるようにストックを万全にしています。
アルファ米というのは保管期間が長く水やお湯で戻せて美味しいご飯の事です。
非常食というと味気ない物が多いですが特に五目ご飯は美味しいのでおすすめです。
エマージェンシーブレッドも似たような物で、缶に入った5年間保管できるパンです。
乾パンとは全く別物でフワフワした普通のパンで、電子レンジで数十秒温めると美味しく食べられる商品です。
非常時に電子レンジがない場合でも太陽光に30分当てると食べられます。
下手な菓子パンより美味しかったのでパン派の方にはこちらがおすすめです。
不要な物は持たないのが主義なので卒業アルバムや記念の品やトロフィーはすぐに捨てますが、普段使わなくても「普段とは全く違う非常時の物」は多めにストックしています。
2.ストックがあった方がよい理由
自称ミニマリストのくせに何故ストックがあった方がよいと思うのかを買いていきます。
理由①:日用品や非常用品はストックがあった方が効率的
上にも書きましたが、日用品は必ず減るのでストックがあっても問題は無いと思います。
むしろストックを持たずに毎週のように買いに行ったり注文したりするのは非効率だと考えます。
非常用品はローリングストックで古くなっていたら消費すれば問題はありませんし、災害時には命に関わるものでもあるのでストックは多めでも良いと思います。
仮に消費期限を経過して捨てることになっても、非常食を使う事もなく平和で良かったと思えるのが一番の幸せです。
きちんとした備えをしていなくて人に迷惑をかけるかもしれませんし、備えがあれば誰かを助けることもできるかもしれません。
理由②:情報に惑わされなくて済む
二つ目はメディアの情報に惑わされなくて済むという点です。
コロナウィルスの騒動で明白になりましたが、
デマが煽って買い占めを助長する→デマに影響されて買い占めが起きる→デマを信じていない人も生活に無くては困るので買いに走る→必要な人に在庫が行き渡らない……という悪循環を引き起こします。
非常事態でも自分が困らない分を最低限持っている事で不安を煽る情報に惑わされなくて済みます。
理由③:ミニマリストは非常時に弱い
ミニマリストというライフスタイルは自給自足でもしていない限りは「何らかのサービス」の恩恵を受けています。
例えば洗濯機を持たずにクリーニングに出したりコインランドリーに出したりする場合はアウトソーシングすることで自分の手間を減らしているといえます。
都会で暮らしているとミニマリストとの親和性が高いので忘れがちですが、常に社会に依存して生きていることに気づきます。
ストックを持たなくていい=無くなったら買いに行けばいい
という考え方ではありますが社会が機能しなくなると困ってしまう日用品や非常用品はあえてストックしておくことで自分が安心して快適に暮らすことができると考えます。
3.今回の屍ポイント
以上のように、ミニマリストの筆者が日用品や非常用品のストック事情を公開してきましたが、ストックする理由をまとめると
- 日用品や非常用品はストックがある方が効率的
- 情報に惑わされなくなる
- ミニマリストのライフスタイルは非常時に弱い
となります。
筆者は災害用の備蓄の食糧等を備蓄していますが、不必要に多いということではなく「自分一人が数日間は生き延びられる最低限」を用意しています。
ミニマリスト=全てのものを僅かしか持たないのではなく、
ミニマリスト=自分が必要な物を見極めて最小限持つ
という考え方です。
とはいえストックが大事だからといって部屋に所狭しと備蓄用の食糧が転がっているのは無駄でしょうし、物が多すぎて避難用のバッグが取り出せない…となると本末転倒になってしまいます。
ストックを持ち過ぎないのも持ち過ぎるのも問題ですが、自分の適正量を把握して必要としている全ての人に必要な物が渡るようになればいいですね。
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誰かの何かのお役に立てれば幸いです。