筆者は一人暮らし歴約4年で、自炊歴も4年です。
実家にいる時は美味しくないチャーハンを作る程度でしたが、一人暮らしを始めてからは挫折することなく自炊を続けています。
今回は筆者が挫折しなかった自炊の方法について書いていきます。
これから一人暮らしをされる方や、節約のために自炊を検討されている方の参考になれば幸いです。
結論を先に書くと「自炊は冷凍庫をフル活用して手間は徹底的に省くのがコツ」です。
4年間自炊する筆者が挫折しないコツを書いてく
1.自炊を挫折するポイントと対策
筆者が一人暮らしをする時に参考にしたのは友人の挫折エピソードでした。
挫折しやすいポイントとその対策を書いていきます。
ポイント①:毎日作るのが面倒
これは社会人だと特にそうかもしれません。
毎日仕事から帰ってきて疲れてるのにご飯なんか作る気力がない…というのはもっともだと思います。
これに関しては後述しますが「事前に食材の下ごしらえをして作る作業を短くする」ことで対応できます。
実例として筆者は家に帰ってから15分でメインと味噌汁と白米を用意して食べることができています。
1から作るというハードルを下げられればうんと簡単に思えるのではないでしょうか?
ポイント②:毎回同じ物しか作れなくて飽きる
これは筆者も陥りました。
パスタやチャーハンなど可もなく不可もなく食べられる物は作れるのですが、バリエーションが少なくて飽きてしまうというパターンです。
ある程度のバリエーションを確保するためには「いろんな用途に使いやすい食材を購入するのが良い」と思います。
例えばキャベツなら茹でたり、蒸したり、炒めたり、千切りにしたり、味噌汁に入れたり使い方が多彩です。
それをいくつかの食材で組み合わせていくと簡単にバリエーションが生まれます。
食材選びの時点で作れる料理の幅が決まってしまうので事前にレシピをクックパッドなどで調べてからスーパーに行くことをお勧めします。
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ポイント③:片付けが面倒
どうしても食べた後に片付ける事になるので、動く気が起きずに何日も洗い物が溜まっていく…というパターンになりがちです。
洗い物を少なくする為に紙皿と割り箸を買ったり、お皿にラップをかけて汚れたラップを捨てるという方法もありますが、味気ないのは否めません…。
筆者は大体作りながら洗い物をする事で食後の手間を減らしています。
炒める料理だとあまり手が離せませんが、鍋料理や煮込み料理は火にかけてしばらく置いておく時間があるので洗い物は可能です。
大体コツを掴み始めると無駄な時間を食器洗いに充てる事ができるので継続していく事が大切です。
2.自炊をスムーズにする為の準備
実際に自炊をスムーズにする為の準備を説明していきます。
準備①:冷凍できる物はまとめて冷凍しておく
これは自炊において最も重要な項目だと思っています。
冷凍庫を活用できれば手間を劇的に減らす事ができるだけでなく、長期間の保存も可能になるので便利です。
実際に冷凍できる物を挙げていくと
- 肉類
- キノコ類
- ニラ
- ネギ
- 油揚げ
- コーン
- ご飯
など多岐に渡ります。
特にキノコ類は火が通るのが早いので凍ったままで火にかけたりしてもすぐ食べられるだけでなくボリュームも増えます。
肉類に関しては、少し手間はかかりますが豚バラ肉や鶏モモ肉をスーパーでまとめ買いして、1食分に分けてラップに包んで冷凍しておきます。
1食分に関しては100gを目安に自分のお好みで増減させて良いでしょう。
筆者は80gくらいが丁度良く感じています。
まとめて冷凍する作業をする日だけは面倒なのは否めませんが、食べる日の朝に冷蔵庫に入れておけば夜までに解凍できるので、仕事が終わって帰る頃には調理するだけの状態になります。
ご飯に関しては、炊き立てが食べたいという拘りさえなければ、休日に炊いてタッパーに入れて冷凍しておいて、食べる時にレンジで解凍すればいつでもご飯が食べられるようになります。
準備②:味噌汁を簡単に作る
自炊をして気づいたのは、汁物があるかないかで食事の満足度やボリュームが変わってくるという事でした。
また、味噌汁は殆どの野菜と相性が良いので旬の野菜を入れて食べるだけで栄養も補給できるメリットがあります。
汁物を毎日食べる必要がない場合は好きな時に食べられるインスタントの味噌汁を買われることをお勧めします。
準備③:カット野菜やほんだし(顆粒)を上手く使う
自炊に挫折しない為にはハードルを下げる事をお勧めしていますが、初心者なのに拘りを持ってしまう人は注意が必要です。
本格的な出汁をとって味噌汁を作ろう…と考えたり、カラフルなサラダを毎回作ろう…と考えてしまうと少しづつ料理する事が億劫になると思います。
特に就職や進学で環境が変わった直後はストレスが多いのでヘトヘトで帰ってきて料理まで気が回らない事が想定されます。
そういった時に挫折しないように「手を抜ける所を作っておく」というのは大切です。
筆者の例を挙げると、野菜が足りない時はコンビニでカット野菜を買って、出汁は普段から顆粒のほんだしにしています。
適当に肉を炒めてカット野菜をパックから出せばOKですし、冷凍した野菜とほんだしを入れて沸騰したら味噌を溶かすだけで美味しい味噌汁が出来上がるのでおすすめです。
3.実際の調理例と飽きない工夫
実際の調理ですが、筆者の場合は仕事がある日は殆ど冷凍庫の中身と冷蔵庫の野菜頼みです。
ある日の調理例を書くと
メイン(豚肉のもやし蒸し)
冷蔵庫のもやし
冷凍庫から解凍しておいた豚バラ肉
→フライパンで蒸す
汁物(エノキとネギの味噌汁)
冷凍庫に入れてあるエノキ
冷凍庫に入れてあるネギ
→水とほんだしと具を入れて沸騰したら味噌を溶く
白米
冷凍庫に入れてあるご飯
→レンジで解凍
という調理になります。
「豚バラともやし蒸し」と「エノキとネギの味噌汁」「白ご飯」が簡単に作れます。
調理時間は15分くらいですが、実際には同時進行で火にかけているだけなのでYouTubeを観ながら待つだけでボリュームのあるご飯が自宅で食べられます。
もちろん、材料費だけで済むので一食あたり300円もかからないので節約になります。
上記の例だと200円しない程度でかなりのボリュームの食事です。
自分の作る料理は自分の好みが反映されるので良くも悪くも想像がつくようになります。自炊に疲れたり自分の味に飽きてしまいそうになった時は週に一回か二回は外食をするなどの工夫をしています。
長い目で見れば自炊に飽きない事が一番の節約なので、外食でもテイクアウトの中食でもいいので自分で飽きない工夫をしましょう。
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4.今回の屍ポイント
今回の記事をまとめると、自炊に挫折しない為には
- まとめ買いして冷凍庫をフル活用
- 味噌汁を簡単に作る
- 適度に手を抜く
- 飽きないように外食もする
というポイントがありました。
初めは億劫で仕方ないですが、ある程度作り続けると片手間でできるようになったり、レパートリーを増やしたくなってくるので趣味としてもおすすめです。
調理器具も安く簡単に揃えられるので、片手鍋とフライパンと包丁とまな板のセットだけから買ってみて、続けられそうなら少しづつ増やしていく事をお勧めします。
誰かの何かのお役に立てれば幸いです。