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紀里谷和明さんの『地平線を追いかけて満員電車を降りてみた』が良書だったのでレビューします

筆者は小説の次に自己啓発本が好きなのですが、久しぶりに発売してすぐ買いたくなった本に出会いました。

 

タイトルにある通り、紀里谷和明さんの『地平線を追いかけて満員電車を降りてみた』という本なのですが、サブタイトルにもある通り「自分と向き合う物語」です。

 

今回は紀里谷和明さんから感銘を受けた内容に触れつつどの点が良かったのかを書いていきます。(ネタバレがあるといけないので抽象的に書いてしまう箇所がありますがご了承下さい)

 

今回の結論を先に書くと「世間や常識に囚われている人、行き詰まっている人、シンプルに考えを戻したい人におすすめ」です。

 

紀里谷和明さんの『地平線を追いかけて満員電車を降りてみた』が良書だったのでレビューします

 

1.『地平線を追いかけて満員電車を降りてみた』をおすすめしたい人

 

冒頭でも書いた通り、内容としては自己啓発本です。しかし単純な自己啓発本というよりは小説のような物語が展開されつつ登場人物と自分を重ね合わせながら考えさせられる内容になっています。

 

何よりも一番に感じたのは他の自己啓発本が「読み手を武装させて強くさせる」のに対し本書は「読み手の武装を外して元々の能力を引き出したり目的を考え直す」事に主眼を置いているという点でした。

 

「〜しなければいけない」「〜すべき」という概念を持つ現代人の常識を疑っていく内容なのでこれまでの自己啓発本とは一線を画しているように感じました。

 

とても柔軟な考え方で語りかけてくるので初めは困惑しますが徐々に「確かにそうだよな」「そういえば何でこんな勘違いしているんだろう」と気づかされてあっという間に読了してしまいました。

 

特に筆者のように親の教育が世間の常識に偏っていた方に読んでほしい内容だと感じました。

小さい頃から頭ごなしに「あれはダメ」「これはダメ」「普通の人はそんな事をしない」「世間からどう思われるか」という風に言われ続けてストッパーがかかっている自分にとっては胸のつかえが取れたような気分になりました。

 

シンプルに考えることは簡単ではないですがこれがきっかけで好転していくようなそんな希望に満ちた本だったように思います。

 

就職活動の時に「自己分析」をすると自分の本当の志望動機ややりたい事が見つかると言われますが、それをもっと深堀りするような感覚に似ています。就職活動という目的のために行うのとは違いはありますが、共通しているのは自分に「なぜ?」を投げかけ続けて本当の理由を見つけ出す点です。

 

本書ではその流れを対話形式で書いているため没入しやすくわかりやすいはずです。

 

カバーの写真も素敵ですがカバーを取ってもシンプルでサマになります。

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2.紀里谷和明さんへの個人的な印象

 

ここからは余談ですが、筆者は以前から紀里谷和明さんのコラムなどを読むのが好きで何となくの人物像や生き方などを知っていました。

ご本人はミニマリストという括りではないと公言されているようですが、何となくミニマリズムを感じてしまう魅力のある方です笑

 

何よりも考え方がシンプルで無駄がなく本質を捉えている方という印象なので、本書を読んだ時にもスッと頭に入ってきたのだと思います。

 

コラムなどを拝見しても全て経験談から話されているので伝わってくる熱量が大きいです。

紀里谷さん以外でもそうですが、哲学的に感じるような内容であっても多くの方にわかるように言語化できるというのは素晴らしいなと感じると同時に「何だか自分にもできるんじゃないか?」と思えてきてエネルギーが湧いてきます。

 

3.今回の屍ポイント

書評というかレビューというものを書いたことがなかったので全体的にまとまりがないですが、思わず「読んでみて!」と言いたくなる本だったので書いてしまいました。

まとめると

  • 世間や常識に囚われている人
  • 行き詰まっている人
  • シンプルに考えを戻したい人

におすすめしたい良書でした。

 

 

 

 

 

普段は読み終わった本は取っておかないのですがこれは手元に置いてたまに読み返そうと思ってしまう本でした。

 

www.shikabanemini.com

 

誰かの何かのお役に立てれば幸いです。