筆者は男性で、新卒で入った会社を辞めた後に第二新卒として転職して医療法人に入社(入職)しています。
団体職員だから楽そうで安定していそう、土日も休みのイメージだったので応募してみたところ、運良く入社することなりました。
今回は男性の筆者が病院の事務職に転職してわかった実情を書いていきます。
結論を先に書くと「特別な資格やスキルは必要ないが夜勤がある場合は激務」です。
あくまでも筆者の勤め先の例なのでご参考程度にお考えください。
【団体職員へ転職】病院の事務職に転職した経験を書いてく
1. そもそも病院に男性の職員の需要はあるのか
病院といえば医師や看護師などの専門職を思い浮かべますが、事務職も存在します。
女性のイメージが強いですが、一定数男性職員はいますし、他の法人を見ても管理職以上は男性であることが多いです。
ただ、クリニックのような小さいところだと男性職員は管理職のみで総務や人事も兼務している場合がほとんどなので、中規模程度の病院以上でなければほぼ需要はありません。
事務職であれば専門職ではないので特別なスキルは必要ありません。
通常の会社の事務職と同じように総務や経理や人事の仕事をする場合もありますし病院内の設備を保守する営繕や医療事務を行う場合もあります。
医療事務は資格の一例として有名ですが、業務を行うために資格が必要なわけではないので入社してから勉強すれば問題ありません。
病院によっては通常の業務に加え、夜間や休日等24時間で対応する救急の受付をしたり患者の方の送迎バスを運転したりする業務を兼務するので男性職員を多く採用している法人もあります。
ちなみに筆者の職場の男女比の割合は3:7程度でした。
2. 実際の業務内容と待遇等
実際の筆者の業務内容は
- 受付(窓口)業務
- 診療費の会計業務
- 保険請求業務(レセプト)
- 診断書作成補助業務
- 救急受付業務(夜間や休日など)
- 送迎業務
などです。
通常の会社のように管理部門に配属されれば総務、経理、人事など多岐に渡りますが、未経験で採用されることは稀なので9割は受付業務だと思っていいと思います。
救急の受付業務がある病院は警備員に対応させる場合もありますが、事務員が対応する場合もあります。
事務員が対応する場合は必然的に夜勤や休日出勤があるので注意が必要です。
また、保険請求業務(レセプト)とは前月に発生した保険診療について、医療機関が市町村や健康保険組合等に請求する医療報酬の明細書のことなのですが、毎月初めの10日前後までに作成しなければならないため、月初めに休暇を取る事ができません。
正月もゴールデンウイークも例外なく出勤なので、代休を取れる環境でない限り年間の休日数がガクッと減ります。
筆者と同期に入社した方は設備の保守と患者の方の送迎業務に加えて夜勤の救急受付も兼務していたのでかなりハードだった印象です。
設備の保守担当になると設備の不具合があれば24時間関係なく呼び出され状態を確認し、業者による補修が必要な場合は手配を行わねばなりません。
きっとホワイトで決まった時間だけ仕事をするという世間一般の事務職とはかけ離れているのではないかと思います。
3. 良かった点
ここからは良かった点を書いていきます。
良かった点①:基盤の安定性と給与が良い
ある程度の規模の病院は地域と密接な関係が築かれていることが多く、基盤が安定しています。事務職であっても社会に貢献しているなと感じることも少なくありませんでした。
また、夜勤や休日勤務がある場合は残業手当や夜勤の宿直手当が付くので同年代の平均年収よりも高かったです。最新の求人情報をチェックして早めに応募することも大切ですが、必ず基本給の他にどんな手当が存在するのか確認しておきましょう。
仕事が苦ではなく労働時間が長くても生活リズムがバラバラでも稼ぎたい人には合っていると思います。
良かった点②:平日休みになる
救急の夜間や休日の勤務は交代で誰かが入るためシフト制となります。
その為平日が休みになることが多く、1泊の一人旅や買い物など人が少ない時に行きやすかったです。
友人と休みを合わせるタイプでなければ大きなメリットだと思います。
良かった点③:精神的にタフになる
病院という特性上、様々な方が来るので対応していると精神的にタフになります。
理不尽に怒られたり酔っ払いに絡まれたり、明らかに危ない筋の方を説得したり大変な事が多いですが、あまり物事に動じなくなりました。
4. 悪かった点
一方で悪かった点を書いていきます。
悪かった点①:休みが少ない
上にも書きましたが、年間休日は実質60日程度でした。
夜間の当番があると長期の休みも取りづらいので、ゆっくりリフレッシュして長期の旅行に行ったり、年末年始やお盆を家族とゆっくり過ごされたい方にはおすすめできません。
筆者の場合は毎月初の保険請求業務の出勤と、救急の受付の休日出勤や夜勤が月に8日程度あったので、祝日や土日が潰れてしまい年間の休日は60日程度でした。
ただ、月初は休日出勤や残業が発生しますがそれ以外の時期は残業はあまりなかったので、月の残業時間は多くても40時間程度でした。
病院の規模や人数にもよりますが、男性の職員に関しては兼務している業務が少なくないので同じような待遇の方が多いようです。
悪かった点②:生活が不規則になる
夜勤があるため生活リズムが不規則になりました。
勤務体制は朝9時に出勤して18時までが定時なのですが、当直業務が平日にある場合はそのまま勤務終了の18時から翌朝の9時までの24時間が勤務となります。
翌朝帰宅してその翌日の朝に出勤という流れです。
月に8回…つまり週に2回は昼夜が逆転してしまうので、生活リズムを整えるのが一苦労でした。
きちんと睡眠を取れないことが多かったせいか免疫力が低下して風邪をひく頻度も多かったです。
悪かった点③:スキルが身につかない
医療事務の知識は身に付きますが、専用のソフトを操作することがほとんどなので、WordやExcelなどのofficeソフトを使用する機会が殆どありませんでした。
管理業務を任されたりするとOfficeソフトを使用することもあるはずですが、全員が管理業務に携わるわけではないので、年齢を重ねているうちに潰しが利かなくなることに不安を覚えて転職しました。
その後転職してWordやExcelを勉強して人並み程度のスキルを身につけました。
全ての病院がそうだとはいいませんが、一般企業とはかけ離れた業務内容なので転職を考えたときに選択肢が狭まってしまうかもしれません。
5. 今回の屍ポイント
今回は病院の事務職の実情を書いてきました。
ポイントをまとめると
良い点
- 給料が良い
- 平日休みになる
- 精神的にタフになる
悪い点
- 休みが少ない
- 生活が不規則になる
- スキルが身に付かない
となります。
病院の職員は団体職員に含まれますが、夜勤がある場合だと手当て等で給料が良くなるかわりに規則正しい勤務は望めません。
24時間救急の対応をしている病院だと休日出勤や夜勤がある可能性が高いので求人情報や面接の際にに必ず確認しましょう。
安定という意味ではトップクラスですし、文系の営業職以外の選択肢としてはアリだと思います。
また、社会インフラを支える仕事なのでやりがいはあるように感じました。
就職や転職をお考えの方の参考になれば嬉しいです。
誰かの何かのお役に立てれば幸いです。