転職で仕事内容と同じくらい気になるのは年収だと思います。
求人票を見ても「経験やスキルに応じて決定」と書いているところがほとんどで、資格やスキルがなく、未経験の業種であれば年収が上がる可能性は低くなるのは否めません。
特に第二新卒で転職する場合は再スタートが切れる反面、給料も新卒と変わりがない場合がほとんどで、会社の規模によっては年収が下がることが多いと思います。
ただ、年収が下がったから転職は失敗なのでしょうか?筆者はそうは思いません。
複合的に考えて成功か失敗かを判断すべきだと思います。
今回の結論を先に書くと「年収は時給換算や環境、長期的な視点も加味して考えよう」です。
転職で年収ダウンは失敗ではないと思う理由を書いてく
1.年収ダウンは転職失敗か?
転職先を選ぶ時に一番の指標となるのが年収ですが、冒頭にも書いた通りヘッドハンティングのようなスキルアップによる転職でもない限り年収は下がる傾向にあると思います。
新卒であれば別ですが転職ではその人のスキルや挙げてきた成果を重視するからです。
仮に年収が高いと思って転職した先が一切昇給しない会社だった…というのであれば失敗といえるかもしれませんが、長い目で見た時にはまた変わってくるので一概に失敗かどうかはわかりません。
筆者は2社目の会社が年収のピークでそれ以降はピークを超えていませんでしたが、現在の会社で昇給し、順調に年収はアップしたため長期的な目線で考えたら成功といえそうです。
2.年収ダウンは失敗ではないと思う理由
筆者が年収ダウンになっても失敗ではないと思っている理由は3つあります。
理由①:時給換算で考える
2社目が年収のピークでしたが夜勤や残業、休日出勤が多く、年間休日は60日程度でした。
年収は同年代の平均よりも高いものの、時給換算した時にはアルバイトに少し毛が生えた程度の給与だったので、仕事が趣味だったり家庭があったりする訳ではない筆者は年収が下がってでも自分の時間が取れる会社に転職を考えていました。
現在では年間の休日数が増えて労働時間は減っているので、年収は下がりましたが時給換算すると2倍以上になっています。
理由②:人間関係の良し悪し
筆者は転職回数が4回と多いですが、そのほとんどが人間関係で上手くいかない事による転職でした。
仕事内容は自分で選べますし、給料も選べますが仕事の人間関係は選べません。
他人はどうしても変えられないので転職した先の人間関係が良好であれば十分に成功しているのではないかと思います。
転職の一番多い理由は人間関係なので、いかに働く上で大事なのかがわかります。
理由③:職場環境が整っているか
職場環境を求めて転職する場合は仮に年収が下がっても失敗でないと思います。
ブラック企業はわかりやすい典型ですが、例えば
- 自家用車で営業させられて費用負担が大きい
- 仕事に必要なPCなどの環境が整っていない
- 有給育休制度はあるが実質使用できない
- 勤務時間以外の拘束が多い
など、職場環境が悪く明るみにならない部分で負担を強いられる会社は多いです。
まともな職場環境を手に入れた結果年収が下がったとしても福利厚生面や職場環境が整えば生活のクオリティーは上がるので、その場合でも失敗ではないと考えます。
ちなみに上記の例はほとんど筆者の体験談です。
勤務時間と関係ない早出を強いられたり、仕事量は増えていくのに処理するパソコンや処理ソフトを導入してくれないような会社は居るだけ時間の無駄でした。
3.今回の屍ポイント
今回は転職で年収ダウンするのは失敗ではない理由を書いてきました。
まとめると
- 時給換算で考える
- 長期的な目線で考える
- 人間関係の良し悪し
- 職場環境が整っているか
となります。
単純に年収で判断すると見失ってしまいがちな事があるので、総合的に判断して成功か失敗かを判断するといいと思います。
仮に失敗したとしても一生その仕事をしなければならないルールはないので、柔軟に考えてより良い方向に舵を取っていきましょう。
誰かの何かのお役に立てれば幸いです。