筆者は新卒で入った会社を実質3日で辞めて、何とか立て直した経験があります。
辞めた原因を包み隠さずにいうと「入社した時点でハズレだと気づいた」からです。
今回は、新卒カードを捨てた人がリカバリーして社会に復帰する方法を書いていこうと思います。
ちなみに、扱いとしては1社を経験した既卒なんですが、新卒扱いとして受けさせていただいた会社が多かったので絶望するにはまだ早いです。
当たり前ですが、簡単に次の仕事にありつけはしなかったので辛い状況でした。
新卒カードを捨ててもリカバリーする方法を書いてく
1.まずは自分の状況を正確に把握する
勉強であれ仕事であれまず一番最初にすることは「自分の状況を正確に把握する」ことです。
筆者が新卒カードを3日で捨てた時の状況は
- 留年して大学卒業
- 新卒で入社して3日で退職
- 雇用保険や健康保険、年金は加入していた状態
- 腰痛が原因で退職(全くの嘘ではありません)
- 実家暮らし
といったところでしょうか。
書き出してみると冷静に判断できます。ここでプランを練ることが重要なんですね。
例えば「雇用保険や健康保険に加入していた」とは、会社に入社したと同時に手続きをして加入→資格を得るという流れなのですが、雇用保険は加入するとその保険番号がつきまといます。
その直近の経歴は次の会社に引き継ぐことになるため、職歴を隠そうとしてもバレてしまうんですね。
つまり、自分が今どういう状況なのかを把握するのが重要なポイントです。
筆者は何度も絶望したことがありますが、その状態では冷静な判断ができず投げやりになることがほとんどです。しかしここで冷静に情報を集めれば簡単にリカバリー可能になります。
失業手当が必要であれば「会社を辞めた日以前の2年間に12ヶ月以上雇用保険に加入していること」が条件なのでハローワークに行き手続きする必要が出てきます。
ハローワークインターネットサービス - 雇用保険手続きのご案内
まずは今の自分に何の書類が必要なのか、どういう状態なのかを整理しましょう。
2.自分の体制を立て直すために必要なものを考える
人間は一人でできる事は多くありません。誰かに頼るのは悪いことではないし、有利に物事を運ぶことができます。
あの相棒の右京さんですら相棒の力や鑑識の米沢さん(今は違いますが)などの力を借りて事件を解決していきますよね。
人に頼ることは恥ずかしいことではありませんのでまずは周りに相談してみましょう。
ここで必要なものは大きく分けて3つあります。
必要なもの①:お金
これは主に家族に頼ることが多くなってくると思います。
就職と同時に一人暮らしを余儀なくされた方もいらっしゃると思いますが、
頼れるなら家族に頼りましょう。金銭的に余裕がないとこの先の就職活動は失敗します。
筆者の場合は当時は実家暮らしでしたので、小言は言われながらも就職活動に集中させてもらえました。
必要なもの②:情報
インターネットや就職対策本も良いですが、独りよがりにならないために第三者の人の力が必要だと思います。
筆者の場合は卒業した後でしたが、大学の就職課に相談に行き有効なアドバイスをもらったり求人を紹介してもらったりしました。
卒業前の就活では1秒も利用したことがなかったので、やはりネットワークがあると強いんだなと思ったのを覚えています。
必要なもの③:精神的な支え
新卒ですぐに会社を辞めると、書類選考が通らなくて就活に焦りが生まれるだけでなく、心無いことを言われることもあります。
友人がいない筆者は居場所がなく、次の就職まで一カ月程度でしたが精神的に参り始めたのを覚えています。
友人でも恋人でも家族でも、味方になってくれる人に打ち明けてみましょう。
一人で抱え込むと自分を責めてしまい悪循環になってしまいます。
3.結局は面接でいかに相手を納得させられるか
これに関しては新卒だろうと転職だろうと同じですが、念の為。
筆者のような一度会社を辞めている人間が重要視されるのは「辞めた理由」です。
何故辞めた理由を重要視するのかというと採用する側の視点に立てば分かりますが「こいつすぐ辞めるんじゃ」と思われるのが一番のネックです。そこを理解せずにアピールしても無駄に終わる可能性が高いのでありのまま包み隠さずではなくても大丈夫なので矛盾のないようにしっかりと説明できるようにしましょう。
説明する時に最もしてはいけないのは「原因を他人や環境のせいにする」ということです。例えそれが事実でも(求人と違ってブラックだった、理不尽な上司だったから等)相手はいい印象を持たないんですね。
同じ言うにしても、誰かのせいだけにするのではなく自分の改善すべきところはここだったと伝える方が好印象です。
私の場合は、腰痛が原因で退職しましたが、その後きちんと診断書を書いてもらい「重労働でなければ日常生活に支障がない」ということを明確にして説明できるようにして面接に臨みました。
もちろん運もあったのでしょうが、無事に新卒枠で会社に入ることができたのでした。
4.今回の屍ポイント
今回のポイントをまとめると
- 自分の状況を把握しプランを練る
- 頼れる人がいれば迷わず頼る。お金、情報、支えが重要
- 面接で聞かれるポイントを押さえておく
となります。
何をするにもそうですが、闇雲に行動するのではなく自分の状況を把握して最善の方法を取る事が必要です。
今は挫折したとしても最後に勝てば問題ないので焦らずに進んでいきましょう。
誰かの何かの役に立てれば幸いです。