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新卒カードを3日で捨てた体験談とその後を書いてく

日本の就職活動において最重要なのはスタート、つまりは新卒採用です。

 

大学進学率が高く、新卒重要視する企業が多い日本においては新卒での就活の特別さから「新卒カード」と揶揄されているようですが、それだけ新卒カードは重要なんですね。

 

今回は「新卒ですぐ辞めてしまった私の経験」と「現在」について書きます。

 

今回の結論を先に書くと「新卒カードを捨ててもリカバリーは十分可能なので辞める前に見通しを立てよう」です。

 

 

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新卒カードを3日で捨てた体験談とその後を書いてく

 

1.そもそものスタート地点と準備不足

筆者は3流文系私大の卒業で、日本中で一番多い「どこにでもいる大学生」でした。

いや、サークルにも入らずバイトを少しする程度の暗めの大学生でした。

 

やりたい仕事などなく、学生時代に打ち込んだことがあったわけではない私はぼんやりと志望していた業界の会社を全落ちし、「文系だから営業しか選択肢がない」と決め込んで、小さい部品のメーカーの就職説明会に行きました。

 

ホームページはふた昔前くらいの古いホームページで、企業情報などインターネットに載っていないような中小企業でしたが、「扱っている小さい部品のシェアが日本でトップクラス」や「あの○○重工にも部品を提供している」など大手メーカーのコバンザメのような言葉に魅力を感じていると思い込み、面接を受けることにしました。

 

大した企業研究もせず、世間話のような面接を受け「営業だけどノルマも目標もない」「従業員は家族だと思っているから大切にしている」という歯の浮いたような話を真に受け、入社を決意しました。

この段階で、同じ業界のことを調べたり同業他社を受けて比較するなりできたはずなんですが、圧倒的な準備不足ですね。

 

2.そして新卒カードを捨てました

留年した大学を卒業していざ入社!と自分なりにパリッとスーツを着て始業時間の20分前に出社しましたが、第一声から「明日から現場で商品のこと覚えてもらうから7時半には来て準備してね」と社長に言われ、ポカーン状態。

 

メーカーの営業だとあるあるというか、商品を覚えないと営業もできないからありがちな話・・・というのを帰りの電車で調べて凹んだのを覚えています。

 

翌日から7時くらいに出勤するも先輩方はもうとっくに始業。

それとなく聞いてみると朝4時起きで出社してきているとのこと…。

「なんで新入りがこんなに遅いんだよ」という顔をされ、いざ現場の作業に入れてもらうと、めちゃくちゃ重い金属製品を箱に詰め一日中運ばされるという地獄の重労働が待っていました。もちろん残業2時間付きで。

 

単純に会社が汚いということもありますが従業員同士が些細なことで怒鳴り合っている状態で労働環境も悪いし、営業はノルマが無いと言いながら思いっきりノルマがあることがわかりました。

話が違うじゃねーか!と思ってももう入社してしまえばあちらのものです。

ノルマに関しては入社するまで分からないですが、入社前に残業があるかくらいはこっそり会社を見に来ればわかる話でしたね。

口約束で流されている時点で世間知らず過ぎて笑えてきます。

 

そしてその帰りに人生のレールから外れてもいいから辞めようと決意しました。

 

筆者は震えながら人事の方に辞職を願い出て退職することになりましたが、その時の「怒鳴られるんじゃないか」「ひどいことをされるのではないか」という緊張感は今でも覚えています。

 

今では退職代行のサービスもあるので心理的な不安は軽減できるかもしれません。

 

3.新卒カードを捨てた後と捨てる前の注意点

高校までの筆者だったら辞める勇気も発想もなかったですが、大学を留年したことで世間の考えているレールのようなものから外れた自覚があったので割とスパッと決断しました。(別に次のアテがあったわけではないです。)

ただバックレる勇気はないのと、親に何か言われるのは面倒だったので、元々あまりよくなかった腰(辞める時は本当に悪化してました)の通院をするという理由で欠勤し、それを数日続けて辞める旨を伝えました。

 

ここでのポイントは、きちんとその先の見通しを立てることです。

例えば雇用保険に加入した履歴が残ってしまっているのか、仕事をやめた後の転職活動に充てるお金はあるのか…などです。

筆者は無計画に辞めてしまったのでお金の面で苦労しました。幸い実家暮らしなので最低限の暮らしはできましたが肩身が狭く心細かったのを覚えています。

会社を辞めた事は全く後悔していませんが見通しを立てなかったことで苦労したことに関しては後悔しています。

 

ですので、新卒で辛い思いをされている方は、辞めろと勧めはしませんが、視野を広く持って自分を追い込まないでください。

 

正直基本的なスキルがあれば必要以上に臆することはありません。

「ガチャに失敗したな」くらいの気持ちでいた方が自分を責めることがなくて良いのではないかと思っています。

 

 

新卒カードを失って挽回した筆者の体験談はこちら↓

 

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4.今回の屍ポイント

今回のポイントをまとめると

  • 新卒で失敗した原因は圧倒的に準備不足
  • 社会人の口約束は真に受けてはいけない
  • 辞める時は次のステップまで考えて
  • 新卒カードを捨てても「人生終わり」じゃない
  • 若ければ挽回は可能

 となります。

 

筆者は新卒カードを捨てたばかりかその後も転職しまくってなんとか生きています。

新卒カードがなくなったから人生詰んでしまったと考えるのではなく、沢山の選択肢を模索して立て直す方法を見つけましょう。

年齢が若ければ若いほどリカバリーする時間も多いですし未経験の業種からでも採用されれる可能性はあります。

  

 

誰かの何かのお役に立てれば幸いです。