筆者はアラサーですが、これまで4回転職しています。
ブラック企業も経験しましたが、現在は幸いホワイトの団体職員として仕事をすることができています。
今回は特に新卒から20代の方向けに転職の面接で聞かれやすい質問4つとその解答例を書いていきます。
インターネットで検索等すると質問集100のようなものがでてきますが、基本的にはパターンは何種類かに決まっていて、それを違った角度から切り込まれても答られるかが問われているのだと気づきました。
その違った角度からの質問の答えが毎回違うと「転職軸がわからない」「適当に受けている」という判断を下されてしまい面接で落ちてしまう…ということになってしまいます。
ですので、4つの質問を深掘りすることで自分の軸をしっかりとしてどんな質問にも動じないように準備していきましょう。
今回の結論を先に書くと
- 志望動機は直近の仕事で感じたことや学んだことと結び付ける
- 成果は具体的な数字で挙げる
- 失敗談は学んだ事を話す
- 逆質問は自分と似てる人について尋ねる
です。
転職面接で聞かれやすい4つの質問と解答例を書いてく
1.志望動機
一つ目は「志望動機」に関する質問です。
これは99パーセント聞かれます。万が一聞かれない場合は取り敢えず入社させることを目的としているブラック企業であると考えた方が良いです。
筆者は仕事を先に辞めて転職活動していた事がありましたが、お金に余裕がない焦りからの内定欲しさに志望動機も聞かれないまま入社してしまいとても後悔しました。
転職活動は不安との戦いですが、適当に入社してまた転職活動すると時間も無駄ですし職歴の面で不利になってしまうのでじっくりと結果を出していきましょう。
転職の体験談はこちら
ちゃんとしている会社であれば今後40年近く会社に勤めてもらえるかどうかを見極める為の面接なのでどういった事を考えて応募してきて、今後どういう風になっていきたいかというプロセスを最も重視しています。
これが新卒の面接と大きく違う点で、ある程度社会を経験した中で自分のキャリアプランを立てて明確に伝えられるかがカギです。
言い換えると自分が経験した仕事や体験から学んだことを志望動機に結びつける必要があります。
これを行わずに「大手企業で安定しているから」「御社の商品が好きだから」といったような薄い志望動機だと書類選考で弾かれるか一次面接で落とされます。
簡単に例文を書くと
現職の業務の中で◯◯することにやりがいを見出し、自分のステップアップのために御社を志望しました。
という形で繋げれば、自分のこれまでの仕事と面接を受ける会社を結びつけることができます。
2.成し遂げた事(達成したこと)
2つ目は「これまでの仕事で成し遂げたこと(達成したこと)という質問です。
これは新卒の面接の場合は「これまでの人生で成し遂げたこと(達成したこと)」を聞かれるパターンが多いです。
これらの質問は応募者の自慢話を聞きたいわけではなく「どのように努力して結果を出したのか」という点に着目しています。
日本人は基本的に謙虚な方が多いですが、この質問の時は堂々と成果を話してアピールしましょう。
注意が必要なのは「具体的な数字で成果を話す」ことです。
他人の仕事の内容はどの程度すごい事なのかが判断できない場合が多いです。
例えば、
「自分が発案して、部署全体の売り上げを過去最高まで伸ばすことができました」
「自分が発案して、部署全体の売り上げを20%伸ばすことができ、過去最高の売り上げを達成しました」
という風に、後者の方が具体性があって相手に伝わりやすくなります。
自分のしてきた仕事内容は自分では理解していますが初対面の他人に伝えるときは具体的な数値で表すようにしましょう。
3.仕事の上での失敗談
3つ目は失敗談ですが、これは2つ目の質問と対をなすことが多いです。
ここで重要なのは「失敗だけを話すのではなく、その失敗から何を学んだのか」を意識して話すことです。
人間なので失敗すること自体は責められません。ただ、同じミスを繰り返すのは問題があると判断されてしまいます。
相手は考えながら仕事をしている人なのか、失敗を素直に認める事ができる人なのかを見極めようとしています。
簡単な例を書くと
「私の失敗はメールを間違えて別の会社に送ってしまったことです。すぐに気づき事なきを得ましたが、それ以降は必ず同僚や先輩にダブルチェックを依頼してミスが発生しないように努めています」
といった感じでしょうか。
あまりにバカバカしいミスだったり、ミスはしていないと言い張ったりしない限りは問題ないと思います。
失敗から何を学んだのか、どういう対策をとったのかを意識してみてください。
4.逆質問
4つ目が逆質問です。
これは地味に難しいと感じました。
何も聞かないわけにもいかないし、変な事を聞いて心証を悪くしたくないし…といったところで苦手意識がありました。
筆者の場合は無理に質問を捻り出して質問の意図が相手に伝わらないことを考えると、決め打ちがいいと思います。
それは「同じような年齢の方で活躍されている方の共通点を聞く」です。
意欲も見せられますし、実際に働いている方の話を引き出せるのでイメージがしやすくなるメリットがあります。
もし会社の年齢層的に質問できなかった場合は「必要なPCスキルはどの程度か」といった無難な質問や「質問はあったが面接の中で解決した」という旨の返答をしていました。
「何もありません」というと心証が悪くなるのでおすすめしません。
また、転職の場合は最終面接で給与面の確認がある場合があるので自分の希望を明確に答えられるようにしておきましょう。
単純に金額を伝えるよりも前職の給料や残業などから基準を決めてそれを伝えると良いと思います。
ただ、応募者から面接時に給与や福利厚生について聞くのは良い印象を持たれないため、内定後の面談時に確認すると良いと思います。(内定後の面談時に給与面の確認がある場合もあります)
転勤や異動も働く上では重要なポイントなので確認しておきましょう。
5.今回の屍ポイント
以上のように、転職で聞かれやすい質問を4つあげましたが、
- 志望動機は直近の仕事で感じたことや学んだことと結び付ける
- 成果は具体的な数字で挙げる
- 失敗談は学んだ事を話す
- 逆質問は自分と似てる人について尋ねる
となります。
質問の切り口が変わっても基本的には同じような事が聞きたいはずなので自分の中で答えられるようにしておきましょう。
退職理由についても聞かれることがありますが、事実は別としてネガティブよりポジティブな理由を退職理由にしましょう。
仮に人間関係で辞めたと言ってしまうと、面接している会社でもうまくやっていけない人なのではないかと思われる可能性があります。
人間関係だとしても「キャリアアップ」と言っておくのが無難でしょう。
面接に漕ぎ着ける事ができない場合は履歴書や職務経歴書の作成をエージェントに添削してもらいましょう。
転職でより良い職場に出会うきっかけになればこれほど嬉しい事はありません。
誰かの何かのお役に立てれば幸いです。