筆者は20代後半の時点で4回転職を経験しています。
単に長く続かない性格ということもありますが、中には周りの環境的な問題でどうしようもなくなり会社を辞めてそこから転職したケースもあります。
今回は筆者の体験から、会社を辞めても良いパターンと悪いパターンに分けて解説します。
退職や転職するか迷っている方は参考にしていただければ幸いです。
今回の結論を先に書くと「自分のモチベーションが原因なら退職しない方が良いが、人間関係でどうしようもない時は早く退職した方が良い」です。
仕事を辞めるか迷った時の判断基準を転職回数4回の筆者が書いてく
1.退職を勧めないパターン
まずは退職を勧めないパターンから解説します。
パターン①:仕事が単調でつまらない
このパターンは仕事を始めて数年経ってから悩み始めることだと思います。
今の部署や人間関係や仕事内容に慣れて新鮮味がなくなっている状態で、新しい発見等がなく「このままでいいのか?」と考えてしまうため転職を意識してしまうのだと思います。
このパターンの人は仕事は人並みかそれ以上にこなす事はできると思うので転職先も見つかる可能性が高いですが、筆者の経験から同業他社でもない限りは給与水準が下がる可能性が非常に高いです。
基本的に転職は経験者の即戦力が必要とされることがほとんどなので、同じような仕事を避けると未経験の業種になるため、即戦力としての評価ではなくなってしまいます。
ゲームでいうところの「リセット」状態だと考えるとしっくり来るかもしれません。
つまらないと感じたら初心を思い出して、仕事を難なくこなせる自分の能力を認めてあげましょう。
パターン②:やりがいがわからない
2つ目のパターンですが、これも数年働いていると出てくる悩みではないでしょうか。
仕事はするけど、何のために仕事しているのかわからない状態になっているため、「やりがいのある仕事」を求めて転職しますが、そもそも「やりがいのある仕事」とは抽象的なものなので、転職先のギャップに悩まされる原因となる可能性が高いです。
筆者はそれがわかっておらず、慣れてきた仕事を「やりがいがない。意味のない仕事だ」と感じてやりがいのありそうで憧れていた業界に一度転職しましたが、内情は普通の事務仕事で給料も下がりギャップに苦しんだ過去があります。
何度か転職して分かったことは、「社会人である以上何かと何かの間で板挟みになる事は避けられない」ということでした。
上司と部下かもしれないし、会社と顧客かもしれないですが、相手がいる事なので自分の好きなように仕事ができるということは無いと考えていると少し楽に感じると思います。
パターン③:仕事が暇すぎる
これは珍しいパターンかもしれませんが、稀に暇すぎて仕事を辞めたいという方がいます。
筆者も今の会社に入った時に感じましたが、暇だけど家みたいに自由がないから苦痛なのです。
ただ、筆者の場合は滅茶苦茶忙しい職場を経験した後だったので少し苦痛ではあったもののありがたみを感じて資格の勉強や仕事に関連する分野を深掘りして勉強しています。
資格の勉強が許される環境かはわかりませんが、PCスキルの勉強等であれば会社の許可をもらえば了承されるケースも多いのではないでしょうか。
他人が忙しいのに仕事を与えられないのであれば話は変わってきますが、会社全体がそうである場合は自分の時間を有効活用できるように考え方を変えていきましょう。
2.退職を勧めるパターン
反対に今すぐにでも退職を勧めるパターンも書いていきます。
パターン①:職場でいじめやハラスメントを受けている
これは一番ありがちな「人間関係」です。
人間である以上、どうしても合う合わないは出てきますが、一方が力を持っていて攻撃してくる場合は真っ当に仕事をすることができません。
仕事を回されなかったり、正当な評価を受けられなかったり、理不尽に怒鳴られたりしていると精神がおかしくなります。
自分を責めても何も良いことはないのですぐに環境を変えることをおすすめします。
筆者は転職先でハラスメントを受けて退職しましたが、今でも「辞めてよかった」と毎日のように思っています。
特に食事が摂れなくなったり眠れなくなったりした時は要注意です。必ず正当な評価をしてくれる会社は存在します。「自分が悪いんだ」「自分の努力が足りないからだ」と卑下せずに人生を好転させましょう。
ハラスメントを受けている場合は精神的にダメージを受けているので代行サービスも上手く利用しましょう。
退職を切り出すのが一番の山場ですが、それさえ過ぎ去ってしまえば転職に集中できます。
パターン②:仕事内容も社風も全く合わない
仕事内容が思っていたのとは違うというのはよくあることですが、それだけで退職するのはお勧めしません。
会社によっては複数の部署をローテーションさせて経験を積ませる方針のところもあるため、今は納得できなくても数年後には楽しくなっている可能性があるからです。
また、仕事内容は好きだけど社風が合わないというパターンでも、人生の殆どを占めるのは仕事なので、合わせられるところは周りに合わせてやっていくことをお勧めします。
ただ、仕事内容も社風も合わないと本当に苦痛なので退職した方が良いと思います。
結婚相手と同じように「マッチング」ですので何もかも合わない会社とはおさらばしましょう。
パターン③:生活リズムや体力に合っていない
これは単純に体質的な問題です。
筆者は規則正しい生活をしないと体調をすぐに崩す体質のようで、夜勤が週3日程度ある職場にいた時はしょっちゅう風邪をひいていました。
体質によっては立ち仕事が難しかったり、長時間労働できなかったり方もいらっしゃると思います。そういった場合は転職も視野に入れることをおすすめします。
3.今回の屍ポイント
今回は会社を辞めるか迷った時の判断基準にスポットを当ててきました。
まとめると
続けるべきパターン
- 仕事がつまらない
- やりがいがない
- 暇すぎる
辞めてもよいパターン
- ハラスメントを受けている
- 仕事内容も社風もどちらも合わない
- 生活リズムや体力的に合っていない
となります。
単純に自分のモチベーションが仕事のモヤモヤの原因であれば退職する以外の方法で解決する方が良いと考えます。
解決方法は部署の異動かもしれませんし、プライベートで習い事を始めることかもしれません。
ですが他人がモヤモヤの原因で現状から変えることができないのであれば退職をおすすめします。
自分が活躍できるより良い環境を求めて転職するのは決してネガティブなことではないと思います。
悩んでいるなら転職エージェントに相談するだけでも良いので一歩踏み出してみましょう。
違った視点からアドバイスがもらえるかもしれません。
誰かの何かのお役に立てれば幸いです。