筆者は大卒のアラサーですが既に4回転職しています。
転職して仕事が変わる期待や不安はありますが、それ以上に気を使うのが「新しい環境でやっていけるか」ということです。
仕事における能力やスキルを「ハード面」だとすると対人スキルや人間関係は「ソフト面」だと定義できます。
今回はこの「ソフト面」に主眼を置いて転職後に失敗しない為のポイントをお話ししていきます。
筆者自身の体験談もそうですが、周りの人を見ていて気を付けなければいけないなと気付かされたポイントですので、新しい環境に挑む方の参考になれば幸いです。
今回の結論を先に書くと「転職先に入っては転職先に従え」です。
転職後に失敗しない為に気をつける3つのこと
1.転職して気づくこと
転職した事がある方は恐らく全員が気づく事ですが、業界や業種が同じでも会社が違えば常識やしきたりが全く違います。
使用するソフトや書類の作り方、上司への確認の仕方、職場の雰囲気など……新卒で入った状態であれば慣れる事で自分の常識となっていきますが、一度仕事を経験していると自分の常識を作り替えるのは簡単ではありません。
良い意味で会社のカンフル剤になればよいですが、浮いた存在になってしまうと転職先で失敗してしまう可能性が高いです。
つまり「いかに転職先にアジャストできるか」が最重要なのです。
日本で活躍した野球選手がメジャーリーグで活躍するには能力を発揮できるように環境にアジャストする必要があるのと同じです。
特に外資企業ではなく日本の企業だと能力が高くても浮いた存在は叩かれやすい傾向があるのは間違いないです。
2.気をつけるポイント3つ
実際に気をつける3つのポイントを書いていきます。
ポイント①:受け入れる姿勢を見せる
基本的にはどのコミュニティに入る時も自己開示から始まります。
笑顔でも雑談でも良いので敵ではないという姿勢を見せましょう。
壁を取っ払っておいた方が仕事で聞かなければわからない事が出てきた時も気が楽ですしスムーズです。
筆者はあまり人に合わせるのが得意ではないこともあり、転職先で仕事を覚えるのに精一杯で新しい会社の方々との交流を後回しにしてしまい、ハブられた過去があります笑
特に相手が歓迎ムードで迎え入れてくれたら嫌でも最初は歓迎されておきましょう。
ポイント②:空気感を合わせる
これは現在の職場の方を見ていて気づいた事です。
筆者の職場は物静かだったり無口な方が多いのですが、転職されてきた方で営業職出身で物凄く弁が立つ方がいらっしゃいます。
面接のウケなどは良かったようですが、次第に「浮いている存在」として認知されて孤立してしまいました。
初めは特に会社の雰囲気に合わせておく事も重要だと感じました。
ポイント③:やり方に口を出さない
会社によってやり方やノウハウは千差万別です。
一見、前の会社の方が効率の良いやり方をしていたからといって、「そのやり方よりこっちの方が良い」と口を出すのはNGです。
入ったばかりで事情を知らないだけでそのやり方で進めないといけない理由がある場合もありますし、いきなり会社のやり方に反するという印象を持たれるのはプラスにはなりません。
筆者はまさにこのパターンで孤立してしまいました。
提案するのであればしばらく経って業務の流れを熟知してからか、やり方について意見を求められてからにしましょう。
会社によっては予算の問題ややむを得ない事情でやり方を変えられない場合もあります。
初めのうちは見極めに注力した方が無難です。
3.今回の屍ポイント
今回は転職した後に焦点を絞って書いてきました。
まとめると
- 受け入れる姿勢を見せる
- 空気感を合わせる
- やり方に口を出さない
となります。
基本的な考えとしては「郷に入っては郷に従え」と同じです。
環境が変わればその環境にアジャストできるように変化していく事が求められます。
言い換えれば「転職先に入っては転職先に従え」という事です。
会社のやり方が合わなければサラリーマンを辞めて起業すればいいという極論も目にしますが、筆者を含め普通の人間はそれは難しいのが現状です。
相手が原因でどうしようもない場合もありますが、自分が原因で上手くいかないというのは可能な限り避けたいですよね。
もちろん今回書いたのが全ての環境に当てはまるわけではありませんが、知っておいて損は無いと思います。
スタートで上手くいけばその後は自分の持ち味を少しずつ出していけば良い話なので焦らずにいきましょう。
ただ、どうしても合わない環境だったり聞いていた仕事内容とかけ離れている場合は新しい環境を目指すのも選択肢の一つです。
流されすぎず主張しすぎず、自分の信念を常に持っておく事が重要だと考えます。
誰かの何かのお役に立てれば幸いです。