俺の屍を越えていけ!!!

団体職員×ミニマリストの筆者が役立つ事を書いて誰かの役に立ちたいブログ

10年ぶりにクォーツ回帰したのでその経過を書いてく①

前回の記事で「環境の変化がありました」と書かせていただきました。

環境の変化があるとそれまで使っていたやり方や道具では上手く変化に対応できないということが少なくありません。

その中で自分の中で取り分け大きな影響を受けたのが趣味としてもモノとしても大好きな腕時計でした。

これまで愛用していた腕時計では不便やストレスを感じることが多くなり新たに新調を余儀なくされてしまいました。

 

今回はそんな心情や紆余曲折と候補に挙がった時計を紹介していこうと思います。

 

 

10年ぶりにクォーツ回帰したのでその経過を書いてく①

 

 

1.デスクワークと自動巻き時計

今の職場では数年に一回、人事異動があり今回の異動では仕事の内容も立場もガラッと変わりました。

それまでは一日中動き回ったりするような部署でしたが、今では一日の大半をデスクワークで過ごすことになり運動量もガクッと減ってしまいました。

 

運動量が減ると健康にも問題はありますが、自動巻きの機械式時計ユーザーからすると使用に支障が出ます。

 

現在愛用している腕時計は全て自動巻きで、高級機ではないためパワーリザーブは長くて40時間といったところ。

40時間あれば土日着用しないと止まりますが、日中の運動量があれば平日の夕方に外して翌朝着用するには全く問題のないものです。

ですがデスクワークとなってからというもの、週の頭にフルで巻き上げて日常的に使用していても、少しずつ残量が減っていき週の中盤の朝には止まっていることが増えました。

 

大学生からずっと10年くらい機械式を愛用しているので、最初は負けずにゼンマイを巻きなおしていましたが一か月も続くと逆にストレスになってしまいました。

頑なに守り通すポリシーとまで考えていたわけではありませんが、変化の時なのか…と考え直して新たに購入する決意をしました。

 

 

全くの余談ですが、筆者の憧れている方に中野善壽さんという経営者の方がいらっしゃいます。

ミニマリストと一括りにするのは失礼ですが、とても身軽で素敵な方です。

 

中野さんがインタビューで

僕にとっての価値とは、環境適応と変化対応。いかに環境に適応するか。変化にどれだけ速く対応するか。それだけ

と話されているのを見て、変わることを恐れがちな自分も環境に合わせて変わっていかないといけないなと考えさせられてしまいました。

著書も素敵なので是非おすすめしたいです。

 

 

2.候補と紆余曲折

自動巻きの腕時計がこんなに不便に感じる日が来るなんて…ライフスタイルの変化に対応するのがこんなに大変だとは考えもしなかったです。

そんな中、何が最適解なのか模索が始まります。

大前提として

  • 運動量がなくても動くこと
  • 日付が確認できること
  • 精度がいいこと
  • 悪目立ちしないこと(目上の人が沢山いるので)
  • 自分が満足すること
  • できれば値段が張らないこと

これらを念頭に探す作業が始まりました。

 

候補パターン①:手巻き式腕時計

機械式腕時計には自動巻き以外に手巻き式も存在します。

自動巻きに手巻きが付いていることが殆どですが、手巻きのみの腕時計は趣味性が高くデザインも洗練されていることが多い印象です。

TUDORは手巻きも付いていますが古い時計であり、ねじ込み式リューズを何回も開け閉めして巻くのはパッキンの劣化や中の機械への負担を考えると現実的ではないなと考えました。

懸念事項は手巻き式は各メーカーのハイエンドだったりするので仕上げが美しい分高価であったり、クラシカルなデザインであるためデイト表示がないものが多いという点です。

 

www.shikabanemini.com

 

候補パターン②:クォーツ時計

一番現実的で普通の選択肢はクォーツの腕時計です。

グランドセイコーのような高級なクォーツもありますが、あくまでも現実的な価格で悪目立ちしないようなものを探してみようかなと考えました。

 

ただ、こちらも懸念していたのはクォーツ時計の秒針です。

 

筆者が機械式時計を選ぶ一番の理由として「秒針の動き方が滑らか」というものがありました。

所謂「スイープ秒針」というものでスーッと動く秒針です。

 

これに対して電池式(クォーツ)は一部のものを除けば「ステップ運針」というカチッカチッと一秒ごとに時を刻んでいきます。

秒針なんてどうでもいいだろ…とお考えの方が99%以上だと思いますが、筆者はこのステップ運針が苦手なのです。

 

このステップ運針さえクリアできれば低価格で精度が良くて巻き上げを気にすることがない腕時計を手に入れられるな…と考え始めました。

 

候補パターン③:Apple Watch

今回の候補の中だとダークホースのApple Watchです。

市民権も得てデザインも普遍的で相手を選ばないところはとても素晴らしいなと考えていました。

またベルトの種類が豊富で交換も簡単…これはいいのではないかと期待が膨らみます。

中にはエルメスとコラボしているモデルもあり、パッと見でわからない自己満足感も非常に惹かれます。(ただの見栄張りのミーハーですね)

 

番外編:ウォッチワインダー

実はまず第一に考えたのは「ウォッチワインダー」を購入することでした。

ウォッチワインダーは腕時計を外している間に自動で動いてゼンマイを巻いてくれる機械です。

腕時計を複数本所有していてカレンダー合わせをするのが面倒な方向けの商品といったところでしょうか。

筆者は基本的に気に入った1本を毎日着用したいタイプなので購入を考えたことはありませんでしたが一応検討しました。

…ですが機械式時計を動かすために電池で動く別の機械をわざわざ買うのは自分の中で納得がいかず却下となりました。

 

 

以上が大まかな候補選びの作業になります。

一つの記事にまとめると長くなりそうなので、次の記事で実際に候補に挙がった時計と雑感を書いていこうと思います。

 

3.今回の屍ポイント

ごちゃごちゃと書き連ねてしまい分かりにくいですがまとめると

  • 変化に対応していくことが重要
  • 自動巻きは運動量ありき
  • 手巻き、クォーツ、AppleWatchの中から探す
  • ウォッチワインダーは複数本所有でこそ

となります。

膨大な選択肢から理想に合ったものを見つけるのは大変ですが、

候補を選んでいる時が一番楽しいような気もします。

 

いい年になってここまで腕時計のことを考えるとはつくづく趣味なんだなと実感しました。

 

誰かの何かのお役に立てれば幸いです。

 

その②へ続きます。