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トリッカーズのサイズ感やエイジングをレビューします

筆者は良い物を長く使いたいと考えているミニマリストです。

特に腕時計や靴、スーツケースなどは直しながら使い続ける事ができる代表的な例だと考えています。

仕事靴に関してはジャランスリワヤを愛用していますが、普段は学生の時に購入したトリッカーズを10年経過した今でも修理しながら履き続けています。

 

今回は10年履いたトリッカーズはどうなるのか?サイズ選びや後悔しないためのポイントなどを中心にレビューします。

 

結論を先に書くと「トリッカーズは大きめの造りでサイズ選びは注意が必要で、足に馴染むと10年は余裕で履ける。ただ根気は必要」です。

 

トリッカーズのサイズ感やエイジングをレビューします

 

 

1.トリッカーズのエイジング写真とレビュー

筆者の履いているのはトリッカーズの短靴です。

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バートンに似ていますがバートンに比べるとハトメが小さく少しドレッシーです。

これはトリッカーズの180周年記念の短靴のようで、通常のレギュラー品とは素材やメダリオンの模様が異なっているようです。

たまたま行きつけだった古着屋さんに未使用品がほぼ定価で売っていて、バイト代丸一ヶ月分を使い切って購入しました。

給料日に現金を握り締めて購入したので思い出深い一足です。 

 

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ディテールを見ていくとカラーはブラックです。羽根の部分に少しバーガンディーが入っていますがよく見ないとわからないレベルです。

スムースレザーとグレインレザーの切り返しがあり、かかとまで伸びるロングウィングチップです。

 

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元々はダブルレザーソールで8年くらい履いていましたが雨の日に使用することが多く、つま先とかかとがすり減った時期に合わせてオールソールを行いました。

その際にビブラムソールのダイナイト風にしました。

 

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黒なのでエイコンやマロンほどエイジングがわかりやすくはありませんが、履き心地や革の艶は健在です。

ウィングチップのメダリオンは傷が目立たないためにも一役買っているので、ボロボロに見えないのも履き続けている理由の一つかもしれません。

 

服を買いに行った時に店員さんによく声をかけられたり褒められるのがこのトリッカーズです。

他の高級靴といわれる靴を履いていてもリアクションされたことはないのでこのくらい野暮ったいカントリーシューズが自分に似合っているのかもしれません。

 

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戦車のようなバックスタイルですが、これがかなりかっこよく重心が安定します。

そして一見合わせにくいかと思う個性のあるフォルムですが、意外と何に合わせてもしっくりくる魔法の靴だと思います。

 

アッパーが黒でコバも黒なので夏場は重くてあまり合わせませんが、トムブラウンさんに憧れて短めの丈に合わせていた時期がありました。

 

トム・ブラウンのワードローブ | GQ JAPAN

 

 

最初は高い買い物だったので大事に扱っていましたが、カントリーシューズだと割り切ってからは雨の日にも気にせず使用して水溜りにも突っ込める靴になっています。

アッパーが水に強いのだと思いますが、濡れても神経質にならない程度にきっちりケアをすれば復活して艶が蘇ります。

10年履いてローテーションに登場する頻度は減ってきているものの、この調子でいけばあと10年履くことも可能だと思われます。

 

 

2.サイズ感は注意が必要

サイズ感ですが、注意が必要です。

かなり大きめの造りでウィズもEEなので、普段履いているスニーカーよりもワンサイズかワンハーフ小さめで丁度良いくらいです。

筆者のサイズ感の例をお話すると、ニューバランス1400や996やコンバースを27センチで履いていましたが、トリッカーズはUSの8がジャストサイズだったようです。

筆者はUSサイズで8.5を履いており少し緩いです。

 

購入時はキツキツで足を入れるのも一苦労でしたが、まさかここまでインソールが沈み込むとは思わなかったです。

今では厚手の靴下を履く時期に活躍するのでリカバリーはできていますが、サイズ選びには注意が必要です。

 

トリッカーズのブーツも過去に所有していたことがありますが、ブーツに関しては短靴よりも調整が効きますし、アウターの存在感とのバランスを考えると短靴よりもハーフサイズ上げても良いかもしれません。

 

筆者が愛用しているジャランスリワヤも大きめの造りなので、UK7Dを履いている方であればトリッカーズのUS7.5か7が近いサイズ感だと思います。

(店頭で試着するか交換可能なネットショップでの購入をお勧めします)

 

 

 

3.購入後の経過と後悔

何年も履き続けた今では一番足に合っていて守られている感がありますが、履き始めはダブルレザーソールが屈曲しない鉄板のように硬く、踵と足の親指が血だらけになって歩けなくなったことが何度かありました。
厚手の靴下を履こうにも足入れギリギリのサイズ感なので難しく、しばらくは購入したことを後悔していました。
 

ですが半年くらいして気づくと痛みは嘘だったように消え去りスニーカーとは違う独特なフィット感で足を守ってくれます。

靴としての機能性やデザイン性は間違いないので、購入して後悔している方もできれば根気良く履き続けて欲しいです。

 

履き慣らすために筆者が行ったのは

  • ミンクオイルを入れて柔らかくする(レザーソールならソールにも)
  • シューツリーは馴染むまで使用しない
  • 短時間の外出に積極的に履いていく

といった感じです。

 

お値段は張りますが、かなり頑丈な靴なので手荒に扱うくらいが丁度いいなと途中から思い始めたあたりから道具として使えるようになった気がします。

 

JM.Westonのゴルフも修行といいますが、どちらも購入した感想だと筆者はトリッカーズの方が修行でした。

きっとこれが履けなくなっても、もう一度あの修行に耐えられる気がしないので購入するとしても柔らかいスエードにすると思います笑

 

4.今回の屍ポイント

今回は10年履いたトリッカーズのレビューを書いてきました。

まとめると

  • 履き始めは硬いが馴染むと抜群の履き心地
  • 水濡れもケアをすれば問題なし
  • サイズ選びは注意が必要
  • 履いてからも沈み込みが大きい
  • しばらくは根気が必要

となります。

 

カントリーシューズなので基本的にはスーツに合わせるのではなくカジュアルな服装こそが本領発揮だと思います。

スラックスにニットやシャツといったシンプルな格好でもソールが分厚くコバが広いため足元に存在感が出ることでバランスが取りやすい一足だと感じます。

 

正規ルートだとどんどん値上がりしているので(トリッカーズに限った話ではありませんが…)買いたい時に買って長い時間を共に過ごすのが最良なのではないかと考えます。

 

 

 ジャランスリワヤの記事はこちら↓

 

www.shikabanemini.com

 

www.shikabanemini.com

 

誰かの何かのお役に立てれば幸いです。