ミニマリストのイメージはというと、特に著名な方は場所に囚われずにパソコン一つで自由に仕事をされていてスマートなイメージがあります。
残念ながら筆者は普通のサラリーマンなので旅をしながら働いたり…という感じではありません。普通にスーツを着て毎日同じ家に帰ります。
そんなミニマリストでありながらサラリーマンとして働いていると切っても切り離せないのがオンとオフの服や靴の数の量です。
毎日私服であればグッと減らせますが、そうはいかないのである程度仕事に支障が出ないようにしながら最小限を目指すという形になります。
今回はミニマリスト×サラリーマンの筆者が使用する革靴の数と理由と内訳を書いていきます。
過去の革靴関連の記事はこちら
今回の結論を先に書くと「職場で履き替える環境なら2足でOK、内訳はストレートチップとダブルモンクがおすすめ」です。
ミニマリストのサラリーマンの適正な革靴の数は?実例と内訳を書く
1.サラリーマンにとって適正な革靴の数について
サラリーマンとして働いている以上は、単純に物を減らす事よりも清潔感や仕事相手に不快に思われない選択をする必要があり、特に他人の目線を気にせざるを得ません。
革靴も少なくする事だけを考えれば一足を履き潰せば良いのですが、綺麗に磨いたり手入れをすることに重きを置く場合は数足で履き回さなければなりません。
筆者はミニマリストを目指し始める前は8足近く履き回していましたが、引っ越しを機に本当に必要な数を吟味し断捨離を繰り返した結果、今では2足になりました。
絶対に2足でなければならないわけではなく、現在の職場環境にマッチした最小限が2足でした。
また、統一感を出したりベルトの本数も減らすために黒で統一しています。
ネイビーのスーツにネイビーのタイ、白のシャツに黒の革靴が自分の好きなスタイルなので毎日この格好で仕事に行っています。
2.ミニマリストが革靴を2足にした理由
ここからは革靴を2足にした理由を書いていきます。
2足である理由①:行き帰りのみの着用
筆者の職場は制服や指定された靴の着用があるので、実際には行き帰りのみの着用になります。
1日中履いたまま仕事をしていた時は3足は必要でした。
もちろん個人差はありますが、筆者の場合は多汗症なので長時間履いた靴はしっかりと乾燥する時間を設けなければ臭いや型崩れを起こす原因となるので3足で回していました。
2足である理由②:大雨やその他のアクシデント対策
行き帰りだけなら一足でも不可能ではないです。
ただ、天候によっては大雨で靴の中まで濡れてしまったり靴がなんらかの形で履けなくなってしまう(壊れたりお酒をこぼされたりする)時のために2足体制にしています。
ミニマリストと非常事態は切っても切り離せない関係ですが、最小限でありながらリスクも大きくしない事を前提に考えています。
2足である理由③:メンテナンスの時間を設けるため
革靴を陰干ししてシューツリーを入れる時間を設けるのもそうですが、かかとやつま先を修理しながら履いているためお店に持っていって一週間程度預ける場合があります。
大体半年に一回程度のことなので頻繁ではありませんが受け取りに行けるまでは最低でももう一足は必要です。
修理を前提にして購入しているのでこればかりは避けられません。
3.ミニマリストの2足の革靴の内訳
筆者が選んだ革靴は
- ストレートチップ
- ダブルモンクストラップ
の2足です。
①のストレートチップはフォーマルなシーンに最も相応しい靴です。雑誌などでは「内羽根のストレートチップでなければあり得ない!」くらいの論調がありますが、日本のビジネスシーンや冠婚葬祭ではそこまで厳格ではないのも事実です(少なくとも筆者の生きている環境においてはありません。)
もし就活で初めて一足目を買われる方や「これさえあれば間違いない」という靴をお探しの方は是非とも黒のストレートチップを購入されることをおすすめしたいです。
筆者も仮に一足だけに厳選するとしたらストレートチップを残します。
②のダブルモンクストラップの靴は見た目の通り金具が付いているデザインで、ガチガチのフォーマルではありませんが、ビジネスシーンであれば許容範囲だと思います。
少し色気のあるデザインで、靴紐がないため着脱が容易なのが特徴です。
履き口の金具の裏がゴムになっていて伸びるものや、ゴムがなく金具部分の革の穴で調整するものがあるので、前者のゴム素材になっているものがおすすめです。
元々はビジネスシーンでは紐靴しか履かないという拘りを持っていたのですが、会社の飲み会や出勤後の着替えの際にスッと脱いでスッと履けるメリットを感じてワードローブに加えました。
特に会社の飲み会などでモタモタしていると目立ってカッコ悪いですし、ガバガバなサイズ感でカカトを潰して着脱するのも嫌なので靴好きにとっては合理的で良い選択なのだと思います。
サイドエラスティックの靴であれば金具がない分、もっとフォーマルな雰囲気のまま着脱が容易なので堅い職種の方はこちらの方が良いと思います。
ローファーも日本のドレスコードの緩さ的には何か言われることはないとは思うのですが、(お葬式でも履いている人はいますし)筆者はどうしてもカジュアルなイメージを持っているのでローファーはビジネスシーンでは履いたことがありません。
誰も自分の事など見てはいないのですが、ファッションは7割は自己満足だと思っているのでマイルールを大切にしています。
4.今回の屍ポイント
今回はミニマリスト×サラリーマンの筆者が所有している革靴の数を書いてきました。
まとめると
- 職場で履き替えるなら2足でOK
- 常に履くなら3足がおすすめ
- ストレートチップは1足あれば全てに対応可能
- ダブルモンクは着脱が容易
となります。
オンとオフを分けざるを得ない方にとってはどうしても所有する物の数は増えていきます。
必ずしもストレートチップが必要とは言い切れませんが、少ない数で厳選していくと王道を残すことになるのは自然な流れだと感じています。
また、冠婚葬祭で履くことを前提にすれば所有していても無駄にはならないです。
実際に数を減らして感じたのは手入れが楽になったり行き届きやすいというメリットがある事です。
自分が管理しきれる量を把握して暮らすのがミニマリストにとって一番ストレスが少ないのだと改めて思いました。
ここぞという時だけ履くとっておきの一足というものはありませんが、毎日お気に入りだけを履くのも悪くはありません。
誰かの何かのお役に立てれば幸いです。