本格的な革靴は3万円代がスタートラインというのを雑誌などでよく目にします。
確かに3万円代からしっかりとした靴がラインナップされていて、国産のリーガルやスコッチグレインなど、耐久性や質感のバランスが良いメーカーが選択肢に入ってきます。
筆者の愛用しているジャランスリワヤはインドネシアのメーカーですが、同じく3万円代から購入する事ができ、作りも悪くない(もちろん10万円を超えるようなメーカーとは比べるべくもありませんが…)ので好んで履いています。
ミニマリストになってから手放した靴は沢山ありますが、新たに購入しようと思ったり壊れても買い直そうと思っているのはジャランスリワヤで、その中でもビジネスシーンで使いやすいストレートチップとダブルモンクを愛用しています。
今回は履いてみて2年程経った筆者が様々な角度からジャランスリワヤを愛用する理由を書いていきます。
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今回の結論を先に書くと「ジャランスリワヤはコストと質感のバランスが良く、足馴染みが良いのでおすすめ」です。
ミニマリストがジャランスリワヤを愛用する理由を書いてく
1.ジャランスリワヤにしかないメリット
ジャランスリワヤで一番に挙がるのがコストパフォーマンスの良さです。
安かろう悪かろうじゃないの?と考えがちですが、ジャランスリワヤの靴はアッパー(革の部分)やソールなどをヨーロッパから高品質なものを輸入し加工製造しておりアッパーはフランス産の高級カーフレザー(デュプイ社、アノネイ社)、ソールはドイツ製、靴ひもはスイス製のものを使っているようです。
デュプイ社は筆者の大好きなJMウェストンも使用しているレザーで、しっとりとしたような艶感があり手入れをすると見惚れてしまうような特徴があります。(あくまで主観です)
JMウェストンよりも革のグレードが劣っていのは否めませんが、3万円代にしてはクオリティーが高く、仕事でも気兼ねする事なく使えるのがメリットだと思っています。
筆者は貧乏性なためあまりに高級すぎても汚れや傷を気にしてしまうので、ある程度の金額で高いクオリティーを実現しているジャランスリワヤが一番バランスが良いメーカーのようです。
2.ジャランスリワヤを愛用する理由
同じ価格でも様々な選択肢がある中で、なぜジャランスリワヤを愛用しているのかを書いていきます。
理由①:デザインがベーシック
ジャランスリワヤの靴を見て思うことは「デザインがベーシックで綺麗」という点です。
ラストによってはロングノーズのものやエッグトゥのものなど差はありますが、普遍性を感じさせてくれるデザインだと思います。
強烈な印象があるデザインではありませんが、「これさえあれば良い」と思わせられるのはミニマリストとして評価が高いポイントです。
インソールも派手な色ではありませんし、実用向きなイメージです。
意外と国産メーカーほど異常なロングノーズやインソールの過度な着色をしている事があるので、ベーシックな靴好きほどジャランスリワヤに惹かれるのかな?という気がします。
理由②:ダイナイトソール仕様
ソールも色々なパターンがありますが、この価格帯でダイナイトソール仕様なドレスシューズは数が少ないです。
価格が上がれば上がるほど仕上げが綺麗なレザーソールが増えていきますし、ダイナイトソールのものから選んでいくと5万円を超えるメーカーになってしまったり…筆者は晴れ用のレザーソールの靴を持たないようにしているので、この価格帯のダイナイトソール仕様の靴は仕事用としてありがたいです。
ビジネスマンは嫌でも天候を気にしなければならないので、何も気にすることなく履いていけるダイナイトソールの存在は大きいです。
理由③:返りが良く足馴染みが良い
ジャランスリワヤの特徴として「ハンドーソンウェルテッド製法」で作られています。
ざっくりご説明すると手作業で中底に直接縫い付けていくため返りが良いというメリットがありますが、機械よりも効率が落ちるというデメリットもある製法です。
購入するまではそこまでの差があるのか疑問でしたが、確かにダイナイトソール仕様なのに他のメーカーより返りが良く、足馴染みも良いことに後から気づきました。
返りが良いといってもペラペラグニャグニャというわけではなく「しなやか」という表現がぴったりかもしれません。
硬めの英国製の靴を履いている人からすると違いがはっきりとわかるかもしれないです。
余談ですが筆者はまだ履き慣らし中のトリッカーズのダイナイトソールのブーツを大学に履いていき、靴擦れで歩けなくなった事があります。
それに比べるとジャランスリワヤの靴は足馴染みが良いのでおすすめです。
通販で買う場合は返品可能なショップで購入したり、ZOZOMATのような計測アプリで見当をつけるのがおすすめです。
3.今回の屍ポイント
今回はミニマリストがジャランスリワヤを愛用する理由を書いてきました。
まとめると
- コストと質感のバランスが良い
- デザインがベーシック
- ダイナイトソール仕様
- 返りや足馴染みが良い
となります。
消耗品と割り切って安い靴を履き潰して早いサイクルで買い換えるのも選択肢の一つとしてはありますが、気に入った物を手入れしながら長く使うというのも生活を豊かにするという意味では良い選択なのだと感じます。
筆者はジャランスリワヤの靴が履きやすいですが、かかとの大きさや甲の高さや足幅によっては国産の方が合う可能性はあるのでどちらが良いとは言えません。
お店で履きジワを付けない程度に試着させてもらって自分のベストなメーカーを見つけるのが最良です。
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