筆者は服のパターンをかなり絞っています。
ミニマリストだから少ないというよりは、服が多いと決められない事が多くコーディネートもイマイチになりがちだった事に嫌気が差し服を減らしました。
元々はファッションが大好きで、1本数万円するジーンズを20本近く持っていたり、20万円程度のレザージャケットを着ていたり、各季節で何パターンも服を揃えていました。
元々お洒落がわからなくてコンプレックスだった事もあり、その反動で散財して高い服を沢山買っていました。
しかし服を増やせば増やすほど微妙なコーディネートや着心地があまりよくない服が増え、「もっと良い服はないだろうか」というドツボにハマってしまっていました。
ただ、服を減らした現在は心地よく毎日を過ごすことができています。
今回は実際に服を減らしてわかったメリット、デメリットを書いていきます。
今回の記事の結論を書くと「服を減らすと楽だけど組み合わせやバリエーションとして楽しむ事はできなくなる」です。
ミニマリスト系の記事はこちら↓
ミニマリストが服のパターンを減らした結果を書いてく
1.現在の服のパターン
筆者は服のパターンを減らしてきましたが、現在ある服のパターンは以下です。
◎仕事
黒のチェスターコート
紺のセットアップスーツ
白シャツ
紺のネクタイ
無印良品の靴下
黒のストレートチップ
黒のダブルモンク
◎私服
灰ダウンジャケット
紺ライダースジャケット
灰セーター(秋冬)
灰カーディガン(仕事兼用)
紺デニムシャツ
紺リネンシャツ(春夏)
紺セットアップスラックス(仕事兼用)
無印良品の靴下
黒のスニーカー
黒のウィングチップ
の以上になります。
仕事用のシャツとインナーシャツは一度着たら洗濯が必要になるため平日の日数分の5枚を用意して毎日着回しています。
服を減らして残っていくのは自分が一番好きな物やオンオフ兼用しやすいと感じる物でした。
例えば茶色やネイビーの靴やスエード等も履いていましたが、仕事の靴においてはフォーマルにも対応しやすい黒のスムースレザーの靴に統一しました。
2.服を減らして気づいたメリット
実際に服を減らして気づいたメリットは、パターンが季節ごとに決まっているため迷う事なく出かける事ができ、毎回同じクオリティーのコーディネートになりブレがなくなるため自信を持って外を歩けます。
また、服を新しく買う際もアイテム自体が決まっているため選ぶことが容易です。
あれもこれも欲しいと思って毎日のようにネットで服を探したり週末にショップを訪れる時間も削減されて、時間もお金もゆとりを持って暮らしています。
3.服を減らして気づいたデメリット
服を減らして気づいたデメリットですが、一番に思ったのは、組み合わせやバリエーションを増やす楽しみを見出せないということです。
組み合わせの失敗を減らすことで着る服のコーディネートは安定するものの意外な組み合わせの発見がありません。
大きな失敗はないものの、自分の予想や想像を超えるようなコーディネートの発見もありません。
他のデメリットとしては季節感がなくなり気温に対する調節が難しくなるという点です。
沢山服を持っていた時は極寒でも耐えられるアウターや春先や秋口に羽織るアウターなど、微妙な季節感や気温に対して服を揃える楽しみもありました。
服の数を厳選していくと、真っ先に登板回数の少ない服は断捨離の対象となります。
なので、冬だけど日中暖かい日だったり、日中は春の陽気だけど夜は寒い日などは工夫が必要になってきます。
少し意外だったのは毎回同じ服を着て友人に会っても特に何も言われることがなかったことです。
ファッションオタクだった頃は同じ服を着て同じ相手に会うことは躊躇していましたが、実際はそこまで他人のファッションには興味がないのだと気付かされました。
4.今回の屍ポイント
以上のように服を減らすことでメリットは多いですがデメリットも少なくないという側面があります。
ポイントをまとめると
メリット
- コーディネートのブレがなくなる
- 選んだり迷う手間がなくなる
デメリット
- コーディネートの組み合わせで楽しめない
- 季節感がなくなりがち
となります。
個人的には加熱しすぎたファッションへの情熱がいい塩梅で落ち着いているので現状に満足できている状態です。
通勤の時などは特に、服で悩む事がないと他の事に時間を有効活用できるので服を減らして良かったと思う事が増えました。
服を沢山買うというファッションの楽しみ方は出来なくなったものの、細かいディテールやアイテムひとつひとつの質感に拘ったり、着回しのしやすいアイテムを探したり、同じ見た目でも機能的なアイテムを探す……といったような突き詰める楽しさが生まれたのでつまらないと感じることは今のところありません。
断捨離にも共通して言える事かもしれませんが、減らす事や効率化のみを目的にするのではなく「自分ににとってのベスト」を更新し続けるという事を念頭に置いておこうと思います。
誰かの何かの役に立てると幸いです。