筆者はジャランスリワヤのストレートチップとダブルモンクの靴を愛用しています。
過去にはそこそこ高額な革靴も沢山購入していましたが、身の丈に合わないと自覚して手放した過去があります。
今となっては身の丈に合った(それでも安い買い物ではないですが)靴のチョイスが出来ていると感じています。
今回はラスト別のレビューや過去に履いた靴との比較からサイズ感を書いていきますが、 前提としてZOZOMATで計測した筆者の足長は24.3cmとのことですのでこれを踏まえてお読みいただければと思います。
今回の結論を先に書くと「造りが大きめである点、インソールの沈み込みが顕著である点から他の革靴よりワンサイズ下、スニーカーならワンハーフ下を推奨」です。
ジャランスリワヤのサイズ感の比較とレビューを書いてく
1.ラストの比較と筆者の失敗
冒頭にも書きましたが、筆者はストレートチップとダブルモンクの2足を履いています。
ZOZOMATから計測した結果、大体の足のサイズは25センチで甲高といった特徴がありますが、二足それぞれラストが異なるのでサイズ選びに迷いました。
それでは以下からレビューを書いていきます。
ストレートチップ(98321)のレビュー
ストレートチップのラストは98321です。
ラスト:シャープなシルエットながら適度な丸みがある
かかと:大きめ
サイズ:7.5D(少し大きかった)
踵のフィット感はどちらかというと大きめで、包み込むような形状は個人的にはフィットしました。
履いているのは7.5Dですが、結論から言うとジャランスリワヤの靴はコルクの沈み込みが想像よりも大きかったこともあり履き馴染んだ今での状態では緩くなりました。
購入時はタイトフィッティングのつもりでしたが甘かったです。
プレーンなストレートチップでオーソドックスなラストだと思うので仕事でも活躍間違いなしだと思います。
もし次に購入するのであれば7Dを購入すると思います。
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ダブルモンク(98734)のレビュー
2足目のダブルモンクのラストは98374です。
ラスト:少し高さを抑えて丸みがあるが合わせやすいノーズの長さ
かかと:普通
サイズ:7D(ジャストサイズでした)
特徴としてはバランスの良い形で、靴の仕様の違いもあるかもしれませんが甲の高さが少し低く、筆者はこちらの方がしっくり来ています。
1足目のストレートチップが想像よりも沈み込みサイズ感が変わったので、試着の段階でハーフサイズ落としてかなりタイトな7Dを買って履き慣らしていくと抜群にフィットしました。
足入れも厳しい状態からのスタートだったので革靴に慣れていない方からすると狂気の沙汰ではないかと思います。
2足を比較した総括
2足はラストが異なりますが、そこまでサイズ感に大きな違いはなく最初は足入れが難しいくらいのタイトフィッティングで選べばいい塩梅で馴染む靴だと思います。
スニーカーのサイズ感で購入すると確実に大きいのと、履いているうちにコルクが沈んでかなり緩くなる事が予想されますのでご注意ください。
また、筆者は2足ともダイナイトソールの仕様を選んでいるので馴染むまで約2ヶ月かかりましたが、レザーソールであればもう少し早くフィットするはずです。
2.他のメーカーとの比較
わかりやすい指標として他のメーカーとの比較をしていきます。
あくまで個人のフィット感の主観なので参考程度にしてください。
通販で購入される場合は返品交換可能なお店で買われることをお勧めします。
比較①:J.M.WESTON →ほぼ同じサイズ感
過去に筆者が大好きで履いていたJ.M.WESTONのローファー、641ゴルフで比較すると、サイズ感は同じくらいだと感じました。
全体的に大きめの造りだったのでJ.M.WESTONで7Dで購入していたら7Dでよいと思います。
J.M.WESTONはCウィズなどもありますが、筆者はDウィズがぴったりだった事も起因していると思います。
比較②:Alden→少し落とす必要あり
筆者はオールデンのバリーラスト、バンラストの二足を履いていた事があります。
バリーラストは8D
バンラストは7.5D
でした。
ジャランスリワヤが7Dでピッタリだったのでハーフサイズからワンサイズ落とされる事をお勧めします。
比較③:REGAL→EEE25.5が近い
同じくらいの価格帯が多いリーガルで比較すると、ウィズEEEのものを25.5をジャストで履いていました。
(リーガルのラストに関しては詳しくないのでおおよそのサイズ感と思ってください)
3足ともラストはバラバラでロングノーズのものもありましたがサイズ感は近かった印象です。
比較④:【番外編】ブーツ、スニーカー
ブーツやスニーカーのフィッティングとは大きく異なるので参考にならないかも知れませんが、一応書きます。
REDWING875→7.5D
New Balance1400、996、574は27cm(全てDウィズ)
コンバースオールスター、ジャックパーセルは27.5cm (Dウィズ)
特にスニーカーと比較するとワンサイズ以上落とした方が良いと感じました。手持ちのスニーカーと比較して購入しようとされている方は注意が必要です。
1年間履いて修理に出した記事はこちら
3.今回の屍ポイント
今回のポイントをまとめると
- ジャランスリワヤは基本的に大きめの造り
- 履き始めてからの沈み込みも考慮する必要がある
- 他のメーカーよりもサイズを落とすのを推奨
- スニーカーはさらにサイズを落とす事を推奨
となります。
革靴のフィッティングは正解が見えないところもあるので一概には言えませんが、ジャストで履いた時の包まれている感覚や空気がシュポッと抜ける感覚の心地よさは何事にも変えがたいものがあります。
ジャランスリワヤは高級な価格帯の靴と比較すると見劣りするのは否めませんが、値段以上の質感は感じられます。
庶民の自分にとっては大事な靴なのでこれからも手入れをしながら履いていこうと思います。
ジャランスリワヤを検討されている方の後押しになれば嬉しいです。
誰かの何かのお役に立てれば幸いです。