筆者は大学で留年しており就活を2回、転職を4回した経験があります。
就職でも転職活動でも「他も並行して受けるリスクヘッジができる人材」尚且つ「弊社を第一志望している優秀な人材」を取りたいという企業側の理不尽なルールがあり、並行して受けていなくても受けていると答えるべきという就活本の解説すら目にします。
いくら志望度が高くても他を受けていないのは評価の面では良くないためそういった解説になるのでしょう。
当然筆者も同時進行で仕事を探していき、内定がかぶる時期も少なくないので内定辞退をすることもありました。
今回はそんな経験から内定辞退は電話やメールで良いのか、いつまでに辞退の連絡をすべきなのかを書いていきます。
※あくまで個人の経験に基づく主観なので参考程度にお考えください。
今回の結論を先に書くと「内定辞退は基本メールでOK、辞退の連絡は内定承諾書を出す前がベスト」です。
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1.内定辞退の連絡方法
巷では内定辞退の連絡は電話で行い、担当者に時間を作ってもらって直接謝罪に行くのが当然だという風潮にネット上で賛否があったというのを目にしました。
正直なところ、昨今の採用活動はインターネット経由で行われていますので基本的にはメールで良いと思います。
メールで送って相手方から直接話すように言われれば電話するかもしれませんが、企業の採用担当者はそこまで暇ではありませんし欠員補充に動く必要があるため辞退する相手を深追いしない可能性が高いです。
余程の中小企業や零細企業で採用人数が1人だけの場合などであれば電話するのも悪くないかもしれませんが、採用以外の業務も兼務している場合が多いためメールで連絡がつくのであればメールで構わないと個人的には思います。
後述しますが、内定承諾書を交わした後であれば直接出向いての説明や電話して話すのが必要になってくるかと思いますが、単なる内定の辞退で直接来るように言ってくるような会社は非効率極まりないので入社しなくて正解です。
入社したとしてもよくわかならない根性論を押し付けてくるでしょうし先にわかっただけで収穫でしょう。
不採用の連絡はメールで済ませたり連絡すらしない「サイレントお祈り」をするのに求職者が辞退するのに電話したり出向くのは割りに合いません。
2.内定辞退の時期はいつまでか
続いて内定辞退の時期ですが、「内定承諾書」の提出前と提出後によって大きく分かれるので注意が必要です。
I.内定承諾書の提出前の場合
内定承諾書を提出したからといっても法的拘束力があるわけではありませんが、企業の採用担当者も採用活動を終了している可能性が高いため欠員補充がすぐにできなくなる可能性があり、甚大な迷惑をかける場合があります。
第一志望の企業と並行して受けていて結果待ちの時期に内定承諾書の提出を他の企業から
求めれられた場合は正直に言って内定承諾書の提出を遅らせてもらえないかを確認してみましょう。
本当に必要な人材であれば多少は調整してくれるでしょうし、相手も内定辞退に備えて欠員補充者を選んでおく事ができます。
筆者は最終面接で落ちた企業から「空きが出たのでもし良ければうちで働きませんか?」と連絡が来たことがありました。当落線上の人は必ずいるのでそういった意味でも早めに伝える方がベターでしょう。
II.内定承諾書の提出後の場合
もし内定承諾書の提出後にやむを得ず辞退する時は直接謝りに行く事をおすすめします。
筆者は大学の留年が決まってしまった時に内定をいただいていた会社に連絡し、直接謝罪に行きました。
幸い怒鳴られたり大学に連絡されることはありませんでしたが相手には少なからず損害を与えているのでこういうケースは直接謝罪に行くのは必要になってくるでしょう。
内定承諾書提出後は本当にやむを得ない事情以外は辞退できないと考えておくのがいいと思います。
逆にいえば内定承諾書を提出する前に不安点や疑問点を解消しておく必要があります。
3.今回の屍ポイント
今回は内定辞退の方法や時期について書いてきました。
ポイントをまとめると
- 方法は基本的にメールでOK
- 内定承諾書の提出を遅らせられるか確認
- 内定承諾書の提出後は電話か直接
- 内定承諾後は余程の事情がない限り辞退しない
となります。
内定を辞退する連絡をするまでは「怒られたらどうしよう」とか考えて不安になるものですが、採用担当者もそこまで暇ではありませんし就活生一人一人に興味を持っているわけではありません。
むしろ言いづらいことをキチンと言うための練習だと思ってポジティブに考えると良いかもしれません。
もし怒鳴るような会社であれば働いていたらもっと理不尽なことになっていた可能性があるので回避できてよかったと考えましょう。
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